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●『 大浦家日記~2017年11月号~ 』 | ブログ | 北九州市の老人ホームなら合同会社GLADLifeCreate | 丁寧

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●『 大浦家日記~2017年11月号~ 』

  • 「 ユーモア 」

    大浦家の家族は、診断は受けていない方もいますが、

    ほとんどの方に認知症か、もしくはその手前くらいの物忘れの症状があります。

    同じことを何度も話します。

    同じことを何度も聞きます。

    身体と同じように、脳の機能も少しづつ衰えていくのかもしれません。

    しかし、物忘れはあっても、

    長年の人生経験で培ったユーモアは、衰えることはないようです。

     

    ヨシさんは最近、急に身体の動きが衰えてきました。

    以前は大浦家をこっそり抜け出したりするほど元気でしたが、

    今では職員の腕をつかんで歩くのがやっとの状態。

    それでも極力身体を動かしてもらおうと、自発的にやっていた玄関掃除にスタッフが誘います。

    玄関前の椅子に座ってもらい、ホウキを渡し、手の届く範囲を掃いてもらいます。

    玄関掃除が終わって、リビングでくつろいでいる所に、私がやってきて、

    「ヨシさん、玄関掃除してくれたらしいねー。いつもありがとうね。」

    『いいんよ、身体が動かんからたいしたこと出来んからねー。』

    「そんな事ないよー、私が怠け者やけんおかげで玄関が綺麗になって助かるよー。」

    『そう?それなら良かった。』

    「掃除しよる時お金とか落ちてなかったー?(笑)」

    『あー、一万円札が5・6枚落ちとったねー。』

    「え?ほんと?それたぶん俺が落とした一万円やけどどうした?とっとってくれとるかね?」

    『いんや、食べたよ。』

    「は?一万円札食べたん?えー!もったいない!一万円あったら美味しいもの沢山食べられたのにー!」

    『うん。でも一万円も美味しかったよ。(笑)』

    「そっか、やっぱり千円札や五千円札とは比べ物にならんやった?」

    『そりゃもう全然。一万円札の方が断然美味しかったね。(笑)』

    そう言って、話を聞いていた周りの入居者も巻き込み、みんなで大笑いします。

    始めの私の質問から間髪入れず、こちらが戸惑うほどの、ユーモアのある返しをしてきます。

    このような会話をしていると、脳の機能が衰えているとは、とても信じられません。

    頭の回転の速い若い方でも、

    ここまでのユーモアのある返しを出来る人はそんなにいないんじゃないかと思います。

    些細な事かもしれませんが、

    この様な事がある度、衰えと一言では片づけられない、

    人間の能力の奥深さを感じずにはいられません。

    もうひとつご紹介。

    ある日。

    シマさんがお風呂の前に電気髭剃りを片手に、鏡とにらめっこをしていました。

    剃り残しはないかと不自由な手で自分のあごを触り、

    確かめながら一生懸命に髭を剃っていました。

    私は、シマさんの髭剃りが終わったのを見計らい、シマさんの横に来て、

    「あら、こんにちは。うちにこんな男前いなかったはずですが、どちら様でしたかね?」

     

    『・・・・ただのハゲです。』

     

    この返しには、みながたまらず大爆笑!

    その場にいた誰もが笑顔に包まれたのでした。

    大浦家では、施設と同じようにイベントに出かけたり、

    ゲーム遊びなどのレクレーションも行っていますが、

    こういった日常の生活の中の何気ない笑いこそ、

    一番大切にしていきたいと思っています。

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    「 八女 」

    十月十三日。

    大浦家に八女となるジュンさんがやってきました。

    彼女を一言で表すと、『おもいやりの人』

    とても礼儀正しく、初めて会った時から、

    そして今でもこちらが恐縮してしまうほど、礼儀正しく接してくれます。

    彼女は、大浦家に来る前は自分の家で一人暮らしをしていました。

    足腰が少し悪いものの、ある程度の事は自分でこなせるので、

    デイサービスやヘルパーなどを利用し、生活をしてきました。

    しかし、そんな彼女に異変が現れ始めます。

    始めは何となく話が噛み合わなくなりました。

    その後、幻覚や妄想の様な発言などが出て来るようになりました。

    そして、実際は県外に居る姉妹が同居していると思い、

    空き部屋のドアの前にスリッパを並べたり、

    最終的には姉妹が家に居るからと鍵をかけずに家を外出し、

    警察にお世話になることがあったそうです。

    (後日、専門の医師に診てもらった所、レビー小体型認知症と診断されました。)

    また人の良い彼女は、困った人を見捨てる事が出来ず、

    悪知恵の働く者達の格好の獲物となってしまったようで、

    かなりの金額を失ってしまうということも多々、あったようです。

    そして、ジュンさんは大浦家の家族になりました。

    大浦家の兄妹達は、

    物腰の丁寧なジュンさんの発言にまだまだ戸惑うこともあるようですが、

    少しづつ打ち解けていくと思います。

    相撲好きなジュンさん。

    手伝い好きなジュンさん。

    面倒見のいいジュンさん。

    歌を歌えばオペラ歌手並みのジュンさん。

    お寿司が大好きなジュンさん。

    信心深いジュンさん。

    少し思い込み過ぎるジュンさん。

    片付けをしているつもりがいつの間にか散らかしてしまっているジュンさん。

    などなど。

    これから、もっともっと、

    ジュンさんの色んな顔を知って、

    まだまだみんなに気を遣っている

    ジュンさんが、気を遣わずに気楽に過ごせる家になるように。

    沢山色々なことをして、同じ時間を過ごしていこうね♪

    ジュンさんはきっと、

    明日の朝もこう言うんだろうなぁ。

     

    『おはようございます。今日も一日、どうぞ宜しくお願い致します。』

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