「 ちびっこ介護士 」
弊社はスタッフの子連れ出勤を推奨しています。
その為、現在小さな子供のいる上津役家スタッフは、
機会のある度に子供を上津役家に連れてきてくれます。
上津役家家族の皆はとても喜び、いつにも増して賑やかになります。
その度に、お年寄りと子供の居る環境ってやっぱりいいなぁと思います。
これは何も、お年寄りの為だけに子供の居る環境がいいと言っているわけではなく、
子供にとっても、お年寄りと過ごす事はとてもいい事だと感じるのです。
例えば、調理スタッフの子供で、現在小学2年生になる女の子がいます。
この子は比較的よく遊びに来てくれるのですが、
始めの頃は人見知りし、中々皆に寄り付きませんでした。
しかし、うちの家族はそんな事はおかまいなし。
その子が人見知りして距離を取ろうとしても気にせず、
ガンガン詰め寄り、人見知りする隙を与えません。
結果、今では皆と仲良しになりました。
上津役家には認知症の方、全盲の方、身体が不自由な方等、
誰もが何かしらの支援を必要とする人しかいません。
その為、始めは自分が遊びたいばっかりのこの女の子が、
いつしか自然と上津役家家族の為に、お手伝いをする風景が見られる様になりました。
色々な事に気付き、思いやりも見られる様にもなりました。
このちびっこ介護士は思いの外優秀で、自分が皆に好かれ、
可愛がられている事を十二分に活かし、日々の業務の力になってくれます。
例えば、誰かがお風呂に入りたがらない時、ちびっこ介護士が一言。
「お風呂に入って綺麗になってきてね。」
この一言で、『わかった、それじゃあ入ってくるね。』と、すんなり・・・。
今迄頑張って説得していたスタッフの立場がありません。
悔しい事ではありますが、私達スタッフから見ると、
子供は自分達の今までの努力や経験で培ってきた能力さえも 一瞬で飛び越えてしまう。
しかもお年寄りの方は、自分が面倒を見ている、
可愛がっている、わがままやお願いを聞いてあげている。
そういう感覚なので、自分が迷惑や手間を取らせているなどという、
介護を受ける方特有の罪悪感の様なものをお年寄りが持つ事もないので、
見ていて本当に自然。
子供は正に無敵の介護者なのです。
これから、この子供とお年寄りが一緒の空間で過ごす事が当たり前になっていく環境作りを、
出来る限り創って行きたいと思います。
それが実現するまで、とりあえずこのちびっこ介護士に存分に力を振るってもらいたいと思います。