「 写真 」
以前も少し書いた事がありますが、
当社シェアハウスの特徴のひとつに、写真があります。
通常、介護施設などでは日常的に利用者の方の写真を撮る事はあまり無く、
催事やレクレーションなどの際に撮り、
撮影した写真は施設に面会などに訪れた時に見る事ができるという形が多いように思います。
一方、当社は大浦家・上津役家合わせると、毎日500枚前後もの写真を撮ります。
撮るのは、外出やレクレーションはもちろん、
何気ない日常のお手伝いの風景なども撮影しています。
撮影した写真は、ご家族へ今日1日どのように過ごしたかをお知らせする報告メールに添付され、毎日送っています。
その他には、この大浦家・上津役家日記への掲載に使用しています。
当社がこの様に写真を撮るのにはいくつか理由があります。
1つ目は、ご家族の安心と情報共有の為です。
施設であれば現在の状態を知るには、電話で問い合わせするか、
面会に行って自分の目で確認するしかありません。
しかし、ご家族によっては現在の状態が気になっていても、
お仕事などが忙しく中々面会に来れない方もいます。
そんな、どの様な方でも安心して見守り、支えて頂けるように、
さらに報告に写真を付ける事で、目で見て様子を確認出来る様にする事で、
より安心して頂けると考えております。
そして、これを毎日続けることで、自然と当社とご家族との、
ご本人の状態把握に差が出なくなります。
2つ目は、状態比較の為です。
毎日、入居者の方々と接していると、気付かないくらい徐々に機能が低下していて、
実は以前出来ていて、現在出来なくなっている事に気付きずらい事があります。
そんな時にも写真は役に立ちます。
普段の生活の状態の写真を毎日撮りためているので、
数ヶ月前、数年前はどうだったか、この作業や動きは出来ていたか?
そういった事も目で見て確認出来ます。
書類などの記録で状態の管理をする場合、
書き手によって出来る出来ないの判断が違ったり、
記録の表現の仕方によっては分かりずらかったりする為、
写真で判断出来る方が良い部分もあると思っています。
3つ目は、1つ目と似ていますが、想い出の共有です。
介護などの人の生活を支える仕事は、長期に渡り利用者の方と接する為、
介護スタッフと利用者との間には自然と信頼関係も生まれ、ふたりの思い出なども出来ます。
普通ならそれはふたりだけのもので終わり、ご家族が知る事はありません。
それは、現場の介護スタッフには自分と利用者の間で起きたそれらの事を、
ご家族にお知らせする機会自体があまりない事が大きな原因のひとつとして考えられますが、
伝える機会がないのが当たり前の為か、
介護スタッフ自体にそれを伝えようとする考えがないように思います。
実際に、当社スタッフも写真を撮るという意識を持つのにしばらく時間がかかりました。
自分達が利用者の方々と育んだ時間を、自分達のものだけにしない。
誰よりも大切に想い、私達に託してくれたご家族にも共有し、安心して頂く。
介護の『介』は仲介の『介』。
家族と本人の間をとりもつのも私達の仕事のひとつだと思います。
これらの理由から、当社は毎日沢山の写真を撮っています。
ご家族への報告メールや大浦家・上津役家日記にも載せきれなかった良い写真も沢山ありますので、
いつかお披露目する機会を作りたいと思っています。