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●『 大浦家・上津役家日記~2022年8・9月号~ 』 | ブログ | 北九州市の老人ホームなら合同会社GLADLifeCreate | 丁寧

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  • ●『 大浦家・上津役家日記~2022年8・9月号~ 』

●『 大浦家・上津役家日記~2022年8・9月号~ 』

  • 「 お詫びとお礼 」

     

    8月下旬。

    大浦家にて新型コロナウイルスの

    クラスターが発生致しました。

    関係者の方々には、大変なご心配とご迷惑をお掛けして誠に申し訳ありませんでした。

    また入居者ご家族の皆様には、

    施設療養中に沢山の差し入れや励ましのメールを頂いただけでなく、

    病院受診のご協力までして頂き、誠にありがとうございました。

    先月は療養中の為、大浦家・上津役家日記は休載させて頂きました。

    今月は8・9月号としてお送り致します。

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    「 協力 」

     

    6月1日。

    上津役家に新しい家族が増えました。

    マツさん88歳。

    彼女と初めに会ったのは、病院でした。

    彼女は元々、自宅で息子さんと生活されていましたが、

    ある時から腰の痛みを訴え、

    病院に行った所、腰椎の圧迫骨折が見つかり、病院に入院していました。

    ご家族様は、

    退院後の身体機能の低下を考えると退院後に自宅で生活するのは難しいと考え、

    施設を探す事にされました。

    病院で面会した時に彼女が何度も口にした言葉があります。

    それは、

    『ひとりでは何も出来ないから怖い』

    でした。

    リハビリ担当の方は、身体機能は順調に回復しており、

    歩行器を使用しての歩行も長距離でなければ問題ないとの事でした。

    それにもかかわらず、ご家族が施設入居を考え、

    彼女がしきりに恐怖を口にするのには、理由がありました。

    それは、彼女が全盲だったからです。

    しかもそれは先天的なものではなく、

    2年程前に急に彼女の世界は暗闇になったのです。

    身体は自由に動いても、目が見えない。

    何かをしたいと思っても、目が見えない。

    行動する力はあるのに、周囲を認識する事ができない・・・。

    昨日まで当たり前に見えていた

    世界が、急に見えなくなる。

    どんなに恐ろしい事でしょう。

    元々、彼女は身体を動かすのが好きだったそうで、

    働くのはもちろん、仕事を辞めてからも、プールへ通ったり、

    散歩も積極的にしていたそうです。

    そんな彼女の恐怖や絶望は、計り知れません。

    病院で何に対しても恐怖の言葉を口にしていたのも当然でしょう。

    彼女が入居して間もありませんが、

    彼女の明るさ、前向きさには驚かされるばかりです。

    身体の筋力が衰えない様、

    積極的にリハビリに参加し、自分から散歩に行きたいと言われます。

    もちろん恐怖感が無いわけではありません。

    外出レクレーションの際などは、

    目の見えない自分が出掛けてもしょうがない・・・と、

    参加を拒否される事もありました。

    本人だけではなく、ご家族も同様の反応でした。

    私は、このままではいけないと思い、ご家族様と話す事にしました。

    私達が彼女に出来る事。

    それは、自宅での生活と違い、

    常に支援を受けられる環境の弊社に入居して頂いたからこそ、

    行動する事への恐怖を少しでも軽くし、これからの人生を楽しく過ごして頂く事。

    その為に、ご家族にもマツさんが行動する事に対して弱気になった際は、

    是非前向きな言葉で背中を押してあげて欲しい。

    そう、ご家族と話したのでした。

    これから、ご家族様と協力しながらマツさんが上津役家での生活を楽しく過ごせる様、

    頑張って行きたいと思います。

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    「 ひとりは寂しい 」

     

    6月5日。

    大浦家に新しい家族が増えました。

    チカさん87歳。

    彼女は元々、独りで生活していました。

    ご家族は時間の許す限り、彼女の元を訪ね、生活を支えていました。

    しかし、認知症状のある彼女には、

    いつ、どんな事故が起こるかわかりません。

    ご家族は彼女の事を心配し、常に不安を抱えていました。

    彼女はとても明るく元気で、身体にも悪い所はありませんでしたが、

    認知症の症状からか、常に強い不安感がありました。

    その為、日中も外出しなくなり、横になっている事が増えました。

    誰かが自宅に押し入って来るのではないかと、

    玄関先に物を積み上げ、バリケードを張る様になりました。

    そんな彼女を見て、ご家族様はこのままではいけないと思い、

    施設を探す事にされたそうです。

    大浦家を見学されて、チカさんに合うのではないかと、

    すぐに体験入居をして頂く事になりました。

    体験初日から、

    彼女は持ち前の明るさを発揮し、すぐに大浦家の皆と打ち解けました。

    最終日には、

    すっかり大浦家に馴染み、もう大浦家の一員の様でした。

    こうして、チカさんは大浦家の家族の一員になりました。

    彼女は今、

    大浦家で不安を口にする事なく、毎日素敵な笑顔を見せてくれています。

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    「 老老介護 」

     

    7月7日。

    上津役家に新しい家族が増えました。

    ケイさん82歳。

    彼女は元々、ご自宅でご主人と2人で生活されていました。

    数年前より体調を崩される事が何度かあり、

    歩行困難や夜間せん妄等の認知症状などが見られる様になりました。

    ご主人が身の回りのお世話をされていましたが、実はご主人も足が悪く、

    要介護認定にて、要介護2の認定を受けていました。

    要介護者が要介護者の身の回りの介護を行う。

    俗に言う、老老介護状態の中でも、最も大変なものでした。

    ご主人の負担は増す一方。

    ご主人でも対応が難しい事は、

    ご家族様が定期的に訪ね、対応する事で何とか生活していました。

    そんな彼女が、数か月前に転倒し、大腿骨を骨折。

    今まで以上に歩行困難となり、車いすの状態になってしまいました。

    ご主人だけで彼女の介護を行うのは限界となり、

    ご家族に昼夜問わず助けを求める事が増えました。

    ご主人もご家族も限界を迎えていました。

    そんな中、ご家族様にも今後ご両親の介護に時間を割く事が出来ない事情が出てきました。

    そうしてご家族様は、彼女と話した上で、入居施設を探す事にしました。

    体験の際、しばらく行けていないだろうと思い、スーパーへお連れしました。

    好きな物が買える様、ご家族様にはお小遣いを頂いていましたが、

    遠慮したのか、飴を2袋とジュースだけ買って、他には特にいらないとの事でした。

    あまり楽しんで頂けなかったかな?と思っていましたが、

    体験後のご家族からの話しで、とても喜んでいたと知りました。

    その後、ご家族様皆で話し合い、

    上津役家の家族の一員となる事を決めて頂きました。

    入居してからの彼女は、

    まだ時折大声をあげたり、

    せん妄の症状がみられる事はあるものの、比較的落ち着いて生活されています。

    ご自宅での生活で大変だったのは、

    ご主人、ご家族様だけでなく、ご本人様も同様だったと思います。

    したくても出来ないと諦めていた事。

    皆に迷惑をかけまいと我慢していた事が沢山あった事でしょう。

    これから、少しづつそんな彼女の気持ちを解きほぐし、

    遠慮なく生活を楽しむ事が出来る様に、努力していきたいと思います。

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    「 涙のただいま 」

     

    上津役家に入居していたアリさん。

    彼は今年の2月に上津役家にて、コロナのクラスターが発生した際、

    糖尿病のある彼は食事摂取量が不安定だった事もあり、

    血糖値が安定せず、中々体調が良くなりませんでした。

    ご家族、医師と相談の上、彼は入院する事になりました。

    その後、

    病院にて血糖コントロールを進めていた矢先に、

    彼の排便に血便が見られ、検査した所、胃に癌が見つかりました。

    こうして彼は、癌の手術・治療を受ける事になりました。

    癌が見つかったのは不幸中の幸いではありましたが、

    いつ退院出来るのか目途が立たない事もあり、ご家族と相談した結果、

    一旦、上津役家を退去する事になりました。

    とても残念ではありましたが、元気になる為です。仕方ありません。

    ご家族様には、

    退院の目途が立ったら、是非また上津役家に帰って来て頂きたい。

    ずっとご連絡をお待ちしている旨をお伝えしました。

    そして7月。

    予想より早く体調が回復した彼が、ついに帰って来る事になりました。

    退院当日。

    変わらないいつもの顔ぶれで彼を迎えます。

    彼は私達の事を覚えてくれていた様で、

    私達の顔を見て、私達のおかえりの言葉を聞いた途端、

    声をあげて号泣したのでした。

    慣れない環境、癌の発見からの手術、

    きっととても不安で心細かったのではないでしょうか。

    その気持ちを思うと、私達も泣いてしまいそうでしたが、

    ぐっとこらえ、皆で明るく彼を迎え入れたのでした。

    アリさん。

    『おかえりなさい。』

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