「 いつも 」
ここ数年、コロナ禍という事もあり、
自粛していた『外出レクレーション』や『旅行』外出レクレーションについては、
感染対策をした上で数か月前より徐々に再開。
しかし、旅行については再開したい気持ちはありましたが、
中々踏ん切りがつきませんでした。
昨年は大浦家・上津役家ともにコロナのクラスターもあった中で、
旅行に行く事を決めて良いのか?
旅行先でコロナをもらってまたクラスターを起こしたら?
ご家族が許してくれるのか?
周囲の関係者がどう思うだろうか?
様々な事が頭をよぎり、決断する事が出来ませんでした。
今まで私は、思い立ったら最短最速で行動。
入居者の事だけを考え、周囲の目は気にしない。
そう言って来たのに・・・。
本当に情けない限りです。
そんな不甲斐ない私の背中を押してくれたのは、
お亡くなりになる等して当社との契約が終了した後、
ご家族様にご提出頂いている、『お客様アンケート』でした。
当社に入居して良かった事をお伺いする項目の中に、
「別府旅行に行けた事」
当社の改善点などをお伺いする項目の中に、
「本人も楽しみにしていたのに、旅行に行けなかった事が残念」
この様な内容を目にした時でした。
コロナ過で自粛していたここ数年の間に、数名の方がお亡くなりになられました。
そして、いずれもコロナで亡くなった訳ではありません。
もし、自粛していなければ、旅行に行けたであろう方達。
私が迷ってしまったばっかりに、
今生での楽しみの機会をひとつ失わせてしまいました。
本当にごめんなさい。
旅行に行けなかった皆の為にも、
『私はもう迷いません!今年は大浦家・上津役家どちらも、必ず旅行に行きます!』
そして皆の分まで、
今一緒に過ごしている大浦家・上津役家家族の皆と、
旅行を楽しんで来たいと思います。
改めて考えてみると、
創業する時、何かの新たな試みを行う時など、私が困った時や迷った時。
私を助け、進むべき道を示し、背中を押してくれるのは、
いつも入居者のみんなでした。
そうやって、自分の経験とみんなの声を信じ、
進んできたからこそ、今の自分と当社があります。
私は今こうしていられるのは、みんなの助けがあったからこそ。
みんな、いつも本当にありがとう。
私は、これからも自分とあなた達の声を信じ、
進み続けて行きたいと思います。