大変お待たせいたしました。
今月号では、上津役家旅行の土産話
をさせて頂きたいと思います。
大変お待たせいたしました。
今月号では、上津役家旅行の土産話
をさせて頂きたいと思います。
「 土産話 ~ 旅行前 前編① ~ 」
まず、今回の旅行は、出発までに色々な事がありました。
まず始めに、旅行の参加希望を確認した際に、
マツさんだけが自分は目が見えないし、
長距離移動は腰に来るから行きたくないと言い出しました。
彼女のこの様な発言は、今までにもありましたが、
何とか説得して参加して頂くと、
『とても楽しかった。行って良かった。』
と喜んでくれるのがお決まりでした。
しかし、今回はいつもとは違い、スタッフが何度話しをしても、
彼女は首を縦には振ってはくれませんでした。
最後に、もう一度本人の意思確認をする為、
私が直接彼女と話をする事にしました。
彼女は、私にも先程と同様の理由で行きたくないと言いました。
しかし、彼女の気持ちをゆっくりと聞いて行く中で、
彼女の言葉に少しづつ変化が出てきました。
『私は昔、別府には行った事があるから大丈夫。
・・・私が一緒に行くと、スタッフの人の手を取るから・・。』
そう、彼女は自分が参加すると、
目の見えない自分にスタッフがかかりきりになって、
迷惑をかけてしまう事を申し訳ないと思い、断っていたのでした。
私は、彼女の様な方の為に弊社がある事。
彼女の様な方に楽しんで貰う為に弊社のスタッフがいる事を、
丁寧に説明しました。
そして再度、彼女の本心を聞いた所、
『行きたいです。ご迷惑お掛けすると思いますが宜しくお願いします。』
こうして、何とか全員参加で旅行に行ける事になったのでした。
「 土産話 ~ 旅行前 後編② ~ 」
5月22日。
いよいよ出発の日。
スタッフはこの日の為に、通常業務をこなしながら、
時間を作っては旅行の準備を進め、入居者の皆様が体調を崩さない様、
いつも以上に注意を払い、この日を迎える事が出来ました。
そう、安心した矢先の事でした。
当日の朝、スタッフがカメさんを起こしに部屋を訪ねた際、
ベッド上で嘔吐している所を発見。
すぐにかかりつけ医へ連絡し、状態を報告。
医師からは、しばらく様子観察し、
容態に変化あればまた報告する様にとの指示がありました。
彼は、この日をとても楽しみにしていました。
この時も、きつそうにしながら、
『旅行に行く。旅行に行く。』と、言い続けていました。
結局、彼の容態はあまり良くなく、
医師の判断の元、救急搬送する事に。
その他の方をそのままにしておく訳にもいかないので、
救急対応の為のスタッフを1人残し、
予定から1時間程度遅れて出発する事にしました。
残ったスタッフからの報告で、
彼が腸捻転及び肺炎にて入院する事になったとの報告がありました。
その後、入院対応に残っていたスタッフも遅れて合流。
彼は上津役家の1番目の家族。
そんな彼が上津役家初の旅行に行く事が出来なかったのは、
とても残念でなりません。
彼の想いに報いる為、無事退院して体調が整ったら、
9月前後に予定している大浦家の旅行に参加して頂こうと考えております。
「 とり越し苦労 」
さて、いよいよ旅行組のお話し。
今回の旅行行程は次の通りです。
大分の杉乃井ホテルへ行く途中、
大分の漁港にある定食屋にて昼食。
ホテルにチェックインし、しばし部屋で休憩。
貸切家族風呂にて順次入浴。
バイキングで食事を楽しんだ後、
土産物屋で土産物選びをして各自の客室にてお休み頂く。
2日目はサファリパークにて園内を各自見て回り、現地で昼食。
ジャングルバスにて餌やり体験をして帰って来る。
これが、今回のスケジュールです。
さて、いよいよ出発。
大分までは2時間程の移動となる為、
パーキングエリア毎に休憩しながら休み休み現地まで行きました。
スタッフは道中も皆が楽しめる様、事前に色々と考えていましたが、
なぜか、ほとんどの方が車中で爆睡。
事前準備は不発に終わる事になってしまいました。
「 今泣いたカラスがもう笑う 」
4月号で紹介したトヨさん。
その後、順調に落ち着くかと思われましたが、相手は人間。
そううまくはいきませんでした。
彼女は気分の浮き沈みが激しく、頻繁に大声を出したり、
唾を吐く行為が見られるかと思えば、
次の瞬間には笑顔で楽しく会話する。
詳しくはまたの機会に書きますが、
その様な状態のまま、旅行の日を迎える事になりました。
出発当日、車中で機嫌が悪くならないか心配していましたが、
幸運にも彼女は上機嫌。
車を停めて出発する度、
『しゅっぱ~つ!』
と彼女が元気よく声を上げ、私達が、
「進行~!」と毎回答え、
問題なく現地に到着する事ができました。
到着してからは、ホテル内を移動する際などに、
『かえりま~す!』などと、
度々大声をあげる事はありましたが、
ホテルのバイキングの時には、大喜びで沢山食べてくれました。
夜もぐっすり休む事が出来ました。
2日目のサファリパーク。
彼女は虫の居所が悪く、
パーク内の移動中ずっと声を上げていました。
付き添いのスタッフは、他の入居者と離れ、
彼女と2人でパークを見て回る事にしました。
それでも彼女は中々落ち着きませんでしたが、あるものを見た瞬間、
一瞬で目が輝き、満面の笑みを浮かべて上機嫌になりました。
それは、土産物売場にあった、とてもかわいい『帽子』です。
彼女は帽子好きだった様で、迷う事無くその帽子を購入。
その場で被り、今回の旅行で一番の、満面の笑みを見せてくれました。
その後は機嫌を持ち直し、
スタッフと一緒にプリクラを撮るなどして楽しむ事ができました。
旅行中の写真もお見せしたいので、今回はここまで。
続きはまた来月号にて、お伝えしたいと思います。